シルビアターボがボロボロに乗り古されて中古車市場にたくさん出回っていた10年前の状況を蘇らせるつもりは無いらしいです。軽量FRのターボ車は今後絶対に市販したりしないというトヨタの決意を感じずにはいられません。86/BRZにターボ車を設定すれば、シルビアの二の舞になることは容易に想像がつきます。日本のクルマ文化を健全なものにするためにトヨタはNAにこだわっているのだとしたら、密かに応援したい気分ですね。
デビュー当初のBRZの第一印象は「地味」でした。4座で車重も1200kg台に抑えられ200psのNAというのは86とまったく一緒なのですが、やはり名前が「86」はいくらなんでもないだろうという思いがあるのでBRZには自然と注目してしまうのですが、デザインが86よりも「地味」なのにはがっかりしました。
それでもスバルなら年次改良が行われて、次第に印象が変わるかもしれないという期待は今も持っています。どれだけ手直しが行われれば、満足いくクルマになるのかはわかりませんが、だんだんと私が好きなタイプのGTカーとして将来もしかしたら買う事もあるのかな?という気がしなくもないです。
STIが内外装のアップデートを手がける限定モデルとして新たにtSが発売されるようです。とりあえずあのデカいリアウイングはどうなのか?と困惑する点がありますが、スバルはWRXで覚えきれないくらいの限定モデルを「乱発」しているので、BRZでも同じように様々なモデルを作ってくれれば、やがて納得のいくモデルが登場してくれるのでは・・・。