北米を中心に開発が行われ、いよいよ新型が登場するようですが、いち早く出たテスト結果を見て愕然としてしまいました・・・。2L直4ターボというカテゴリーで1台ヘンテコなのが含まれていますが、「WRX」「ランエボX」「フォーカスST」「320i」の4台でブレーキ、加速、トラクションの3項目をテスト。
いくらクルマが見当たらないからといっても、AWDの2台と加速やトラクションを比べるなんていくらなんでもナンセンスです。FRの320iはしかもたった1台だけ「セダン」!さすがに勝てるわけがない。いくらBMWが50:50といったところで、AWDやFFのトラクションには全く歯が立たず。加速勝負でもAWDには完敗でFFのフォーカスにも及ばず。ただしさすがはドイツ車!ブレーキだけは意地でアメ車のフォーカスをかわして3位に滑り込む。
これを見て「WRXは320iを全てにおいて上回ったスーパーサルーンだ!」と思う人はほとんどいないでしょうけど、なんかやたらとシラケてしまう競争相手でした。WRXの総括は「ランエボには価格以外は歯が立たず」しかし「320iとは別次元にスポーティだ」といったところ・・・。なんか違くないですか!本来だったら、6年落ちのランエボXと上回り、320iより内装が充実している!みたいなクルマが「新型車」ってもんじゃないですか?もちろん268psの「ノーマルWRX」ですからエボXには歯が立たないのは仕方のないことですけど。
やはり目標(WRC)&ライバル(エボ)不在の影響はあるのでしょうね。スバルから世の中をひっくり返すとかナンバー1に拘るとかいう熱気が感じられません。なんか適当なライバルは居ないのか?ということで何となく出て来たのが、三菱の技術を使って作られた「メルセデスA45AMG」と「メルセデスCLA45AMG」。F1の開幕戦も圧勝したAMGが意気揚々とグローバルに展開する新型AWDスポーツです。360psというスペックはスバリストに少なからぬ衝撃を与えている様子。
しかしこのクルマは、サーキットのインフィールドでのハンドリングがスポーツカーとしては失格レベルなようで、WRX STIのライバルになるのはまだまだ時間が必要みたいです。スバルも当然にそのことを解っているので、特段に刺激になるようなことはないみたいです。ルノーメガーヌRS、フォードRSホンダシビックtypeRがFFなのに300ps超で続々登場するらしいですが、これもまだまだSTIが本気になるレベルにはほど遠い。やはり三菱さんに再びやる気になって貰わないと困るようですね。
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