2016年04月08日

スバルは今でも・・・「日本の魁」だという考察

  (フランクリン)ルーズベルトは「日本人の侵略行動はおそらくその頭蓋骨が白人に比べて未発達であるせい」と言ったそうですが、・・・私のようなクルマ馬鹿には、この絶対に許されざる侮辱を前にして、「侵略」「未発達」からなぜか日本車が連想され、「頭蓋骨」はボンネットのダクトが丸見えのスバルのターボ車に対する隠喩のように思えてきました(バカですね・・・)。あまりにもラディカル過ぎる言葉に接したときに・・・ふと見逃していた物事の本質が見えてくることがあるな〜って感心してます。

  ソシュールは「言葉は認識のあとにくるのではなく、言葉があってはじめて事象が認識される」と定義したそうですが、「言葉」は確かに新たな考えを巡らす大きなきっかけになりますね。日本の軍国主義と対峙したアウトサイダーからの「日本人評」つまり「日本らしさ」という形容は、例え看過できない過激なものであっても、やはりその中に真実の断片がある!? とりあえずいくらかは尊重すべき「客観性」を備えていると思われます。そこから私の少々左巻きな思考は、申し訳ないくらいに短絡的に「スバル車」へと結びつきました。「スバルこそが日本らしさを備えたメーカー」という暗黙の了解の根底に潜む「何か」を見てしまったような収まりの悪さを感じています。

  そう感じてしまったのにはいささか伏線があったようで、去年の暮れに新型プリウスが登場して大ヒットしてますが、その設計の方向性が明らかに転換したことに対して、「日本車らしさがなくなった・・・」と書いている輩(プロライター)に少々憤慨してたからかと思います。それにしても「まじかー・・・」ですよね? あれだけ先代までのプリウスに対してケチョンケチョンに集中砲火を浴びせて、あげくの果てに「運転が絶対に好きにならないクルマ」とまで言い放った、現代の「ルーズベルトども」が何を今更のように開き直っているのか?って話です。 彼らの感性に限りなく近いところにいるトヨタの社長さんがかなり影響力を発揮したと思われる、トヨタの新型プラットフォーム(TNGA)に対して、その巧妙な乗り味に上手いコメントができないからって、そういう「落とし方」はないんじゃないですか?

  せっかく20年近く育ててきた「日本車らしさ」を持った伝統モデルだったのに〜・・・って半笑い気味で書いてやがりますよ。この際だから糾弾しましょう! N川とT平とM下のオヤジ3名ですよ・・・!。トヨタに対して失礼なだけでなく、他の日本メーカーに対しても「しょせんはドイツ車の下位互換」とタカをくくっているわけですから、これはいよいよ今年1年かけて「公開処刑」にするしかないですね・・・。このオッサン達は「スバル」あるいは「マツダ」という言葉から「欧州の猿真似」という100年以上も前から言われ続けてきた「日本の本質」を思考したつもりになっているようです。酷い話ですね。

   彼ら3人の連載はどうやら完全にマンネリ化していて、毎月集まって3人とも全く興味がない大衆車の「挙げ足」をとってユーザーを不快な気分に突き落としています(私のブログも同じようなものですが・・・)。あくまで「手抜き仕事」の果ての戯言ですから、別に激怒プンプン丸というほどではないですけどね。彼らが言うように「スバル」が猿真似だったら(プリウス以外は全て鹿鳴館だって!)、ドイツ南部のスイスに近い地域などで、スバルのAWD車が「指名買い」される理由がとりあえずわからなくなります。世界屈指の豪雪地帯を広く抱える日本だからこその・・・じゃないかと。

  「頭蓋骨」の話がどっか行ってしまいましたが、機能性が剥き出しのままのスバル・デザインいいですね。例えばメルセデスなどは最近ではターボ車ばかりになったこともあってフロントグリルの面積がどんどん広がって、それでももっと吸気したいようで、なんだかとてもスカスカに見えます。もはや「グリル」というよりもはや「鉄格子」ですね。カーメディアは誰もダサいって言わないですけど、クルマが本来持っている「塊」の雰囲気(特にメルセデスが大事にしてきた)を見事にぶっ壊していて、近作のメルセデスのデザインはどれもフロントデザインに綻びが見られます・・・デザイナーは悪くないと思いますけど。

  スバルのターボ車に開けられたボンネットのダクトには、多くの人が「ダセーからやめろ!」と苦言を呈しています。そもそも中型の量販車で300psを基準にする意味って何なんでしょうね? 150psの2L自然吸気というスペックでは何ら個性が発揮出来ずに市場の中で埋もれてしまうからか・・・勝手な想像ですけど、過去に2度ほど倒産の危機を乗り越えてきた富士重工(スバル)にとっては「スゴいクルマを作る!」という「功名心」を持つ事が暗黙の了解になっているのだと思います。スバルに限らずマツダや日産、ホンダにも言えることですが、「功名心」は時に破滅へとつながる可能性があります。別に「VW」が・・・というつもりはないですが(笑)。

  ルーズベルトが評した軍国主義の日本は・・・陸軍参謀の「功名心」からくる軍部の暴走を止めることが出来なかったと言われています。日本人って義理人情に厚くて、部下を可愛がる人が多いです。1931年の満州事変の参謀として成功を収めた板垣征四郎(A級戦犯)・石原莞爾に対して、1937年の盧溝橋事件の際に後輩の武藤章(A級戦犯)は「私にもチャンスを下さい!」と言ったとか・・・。レヴォーグが大成功を収めてプロジェクトゼネラルマネージャー(PGM)を務めた熊谷泰典氏に続け!とスバルは活気づいているかもしれないですが、「2代目レヴォーグ」・・・どうもイメージ湧きにくいですね。いかにも難しそうなミッションです・・・。帝国陸軍の基地航空隊が使用する戦闘機を作っていた中島飛行機をルーツに持つスバルですから、そんなことは百も承知だと思いますが・・・。


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ラベル:レヴォーグ
posted by のっち at 23:10| Comment(0) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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