SUVが大人気!!!であることはハッキリしているのですが、国内の自動車販売台数はかなり待ったなし!の縮小気味なので、このSUVの拡大分は一体どのジャンルから流れてくるのでしょうか?・・・とはいっても2000年代の国内市場でまともに売れていたクルマなんてコンパクトカーかミニバンだけですから、奪えるシェアは、やはりアクアやアルファードくらいしかない。・・・ということは、ここ数年の間カーメディアやクルマ好きな人々が大合唱してきた!!!「燃費だけのコンパクトカーや走りがつまらないミニバンはNO!!!」と言い続けてきた成果がちょっとは出て来ているわけですね〜!!!(代わりにSUVが売れるのは・・・)
トヨタも新型シエンタやカローラの華麗な復活(HV導入)があって車種が分散しただけで、決してやられっぱなしというわけではないです。トヨタの内部でも売れる車種が、コンスタントに変わることで、次に出て来るモデルの開発担当者にとってはよい刺激になるでしょう(出世のチャンスだ!!!)。スバルもSUVにあまり執着せずに、新たなスター候補として「レヴォーグ」を生みました。一皮むけた感のある洗練されたデザインと専用のダウンサイジングターボを用意(FB16DITはレヴォーグしか使わないの!?)。スバルらしい手法でこのモデルを育てていくぞ!!!という気概を存分に感じます。
SUVブームが来る前はスバルがトップシェアだったけども、今ではフェードアウト気味・・・アウトバック、フォレスター、XVのSUV3兄弟にエクシーガも合わせて絶賛発売中ですけども、スバルのラインナップの中ではこの先の展開が見えないドン詰まりな感じも(なんだかんだで4車種もあんのか!)。これがスバルのさじ加減なんだ!!!と言ってしまえばそれまで!なんですけども、ブームに火を付けて、過当競争気味になって儲からなくなったらさっさとおさらば!!!さすがは利益「率」2ケタのメーカーです。
スバルの次なる戦略は・・・誰も相手にしてくれないですけども、BMWに勝つこと!!!クルマじゃ負けてないですし、その根拠の一つとして利益率はBMWをすでに越えていて、はるかに少量生産のポルシェを抜かせば「クオリティカー・ブランド」ではナンバー1なんですが、グローバルの販売台数がまだ負けています。「もうスバルには勝てない・・・」と言わせるまでやりきるだけですね。シャシー&ボデー設計、AWDシステム、水平対抗エンジンなどなどコンテンツはすでにかなり揃っていますけども、スバルにはどうしてもBMWに勝たなければいけない理由があるんです。
スバルと一緒に「86」を作りましたが、今度はBMWと一緒に「スープラ」を開発中のトヨタにとって、「スバルとBMW・・・組むならどっちだ!?」という綱引きに勝つ必要がありますね・・・。トヨタの資本関係は多岐に渡っていて、ライバルはBMWだけではないです。包括的な協業が進展中のマツダ。米国政府主導で手を結んだテスラ。系列サプライヤー(デンソー)を通じて関係を深めるボルボ。長くエンジンを供給しているロータス。などトヨタとの関係が進展することを望んでいる(エンジェル待ち)のブランドはたくさんあります。
テスラやロータスは専門外なので、スバルにとってはあまり影響はないでしょうけども、BMW、マツダ、ボルボとのマッチアップはいろいろしんどいですね。水平対抗が載った「86」に、ストレート6が載った「スープラ」・・・さらにスカイアクティブDが載ったマジェスタ?なんかは実現しそうですけど、ロータリーが載ったトヨタのスポーツカーまでは・・・?「AREA86」でこれらが全て売られていて試乗できたら愉しいかも・・・。
オーストラリアで86のクロスオーバー版が披露されたので、スバルは新たな「スペシャルティカー」の開発・生産をトヨタからすでに受注しているのかもしれないです。スバリストから異端視されているBRZにしても、スバルにとってはまんざらでもないようで、やっと獲得したFRシャシーですから、大事に使っていくようですね。BMWに勝つためにはやはりFRで勝負しなければ・・・マツダも同じことを考えているようですが。
リンク
「最新投稿まとめブログ」
ラベル:スバルBRZ