2016年05月09日

86シューティングブレークが突如あらわる・・・なんじゃこりゃ!?

  トヨタ86・シューティングブレークとかいうなかなかデカいインパクトのクルマがオーストラリアで公開されました。もちろんベース車はトヨタとスバルの共同開発ですから、スバルも了解したモデルなんだと思いますね・・・って思い出した!!!これあれじゃんか!!!2013年の東京MSでこの原型となるコンセプトカーがスバルから発表された「クロススポーツ」がさらに具体化したものじゃないですか〜・・・。あの時はレヴォーグの影に隠れちゃってましたが。

  トヨタ86・シューティングブレークの動画

  スバル・クロススポーツの動画


  それにしてもデザインがすっかりダメになっちゃいましたね。あの「クロススポーツ」の近未来的なコンセプトはどこへ行ってしまったのか?これはどうも違う感覚ですね〜。スバルの提案とトヨタの提案だからある程度の距離があってもいいとは思うのですけど、この2デザインの併売が実現したら、販売比率は9対1か10対0くらいで大差が付きそうです。

  トヨタがスバルがどうというわけではなく、世界中のブランドが「スタイル」を求めて彷徨っているんですかね。業績は目下のところ絶好調で向かう所に敵無しの状態のトヨタ&スバルにしても、新しい「スタイル」を探しているんですね。遡れば「レオーネ」「アウトバック」あるいは「エスティマ」「ハリアー」といった偉大なるオリジナルがこの両メーカーにはあって、その再来を狙っているのだとは思うんですが・・・。

  レオーネ、アウトバック、エスティマ、ハリアー、他のメーカーのクルマとしてはマツダ・ロードスターなど。どれもフロンティアなクルマとは、それほど「奇天烈」というわけでもなく、どれも開発者の必死さが伝わってくるというか「真面目」なんですよね・・・。この「トヨタ86シューティングブレーク/スバル・クロススポーツ」は、メルセデスのシューティングブレークや、ミニ・クラブマンの「スタイル」を踏襲しているという意見もあるでしょうが、今のところはどちらも日本にはあまり馴染まない存在ですよね〜・・。

  それをトヨタが「本物」にする・・・という野心があるのでしょうけども、トヨタが欧州車をパクるとロクなことがないのも事実。例えばVWゴルフをコピーした、カローラランクス/アレックス、ブレイド、オーリス・・・どれも尖ったグレードが用意されてきたのに、なかなかブレークしません。4mちょっとしかないCセグハッチバックに3.5LのV6エンジン載せた「ブレイド・マスター」なんて21世紀最大級の珍車といっていいくらいでした。ゴルフなんてトヨタから発売されたら誰も買わない・・・という説が図らずも証明されました。

  86/BRZは専用設計スポーツカーとして世界で喝采されましたが、このクルマの一番スゴいところは何かというと、開発者の方(多田さんなど)には失礼ですが、やっぱり「GO」を出したトヨタ経営陣の英断だと思います。どこのメーカーでも経営陣が決断さえすれば、それなりのスポーツカーが出来るんでしょうし、要はそれを売り抜けるかどうか?の判断なんだと思います。

  多くのメーカーが専用設計スポーツカーを、特に400万円以下で販売されるスポーツカーに関しては、どんなメーカーでも二の足を踏みます。日本には86/BRZとロードスター/フィアット124がありますが、どちらも2つのメーカーがリスクを分け合うことで実現しました。でも当然にシェアも半分になるわけですから、効果的とは言い切れない側面もあると思います。そもそもスポーツカーを公道走行用の乗用車として開発することの意義がユーザーに受け入れられにくい時代でもあります。つまり自分1人のことを考えてクルマを買う人はかなり減っているということです。

  専用設計シャシー自体は、運転を楽しくする要素として価値のあるものだと思うので、これを有効に利用してこれまでにないクルマを作るというアイディアは・・・どこまでも真面目な開発者を動員して総力を挙げて具現化する必要があると思います。スポーツカーを作るなら開発・販売で連帯責任を負ってくれるパートナーメーカーを募り、そのブランドと力を合わせてスポーツカーの販売を補完するように、同じシャシーでややファミリー・ユースなクルマを並行して作る・・・ここまでコミコミで初めて実現できるのかもしれません。

  トヨタとスバルの力を合わせたら、どんなクルマになるのか!?2013年にスバルが絶頂の中で作った「クロススポーツ」からどう変化していくのでしょうか?今後に注目したいです。

  
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posted by のっち at 02:25| Comment(0) | BRZ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

スバル・ナンバー1プレミアムブランドへの道

  スバルの利益率が実はメチャクチャ高いらしいですね。「そんなに儲かってんのかー!!!」スバルユーザーや購入を予定している人からしてみるとちょっと気になるデータではあります。グローバルでのの販売台数は91万台程度なのに、売り上げ高はスズキ(400万台)やマツダ(138万台)の約3兆円に迫る2.8億円を売り上げてます。スバルの利益率は2013年では国内メーカーで唯一の2桁(2014年はトヨタも2桁達成)。2014年にスバルが記録した営業利益14.7%メルセデスやBMWをも上回る驚異的な水準で、一定規模のメーカーに限定すっれば世界でも上にはポルシェしかいません(マジか!!!)。

  今年創刊された「トップギア・ジャパン」を読んでいても、イギリスではレガシィ・アウトバックが約500万円〜展開されているなど、スバル車が欧州では「プレミアム価格」で流通しているのがわかります。この価格は同クラスだと3erGTなんかと同じくらいです(え?ファミリーカーならアウトバックの方が上だって?)。ポルシェと同じ水平対抗エンジン、BMWに匹敵するボデー剛性、アウディ・クワトロを上回るAWD技術。これだけの「ありがたい」装備が付いてきて500万円!!!バーゲン価格とは言わないまでも、欧州の特に雪が降る地域では大人気みたいです。

  欧州では他にも1.6L(NA)AWDのインプレッサが320万円!!!など日本での価格を考えると、ちょっと笑ってしまうくらいです。レガシィ・アウトバックが世界で一番に大ヒットしているのがアメリカで、こちらでは日本よりもかなり安めの250万円程度で売られています。まあアメリカではドイツ車も韓国車もほぼ例外無く(インフィニティ以外は)本国価格あるいは日本価格を大きく下回っていますから、ライバル関係を考えるとこんなもんでしょうか。

  さてスバルの利益率がなぜこれほどまでに高いのか? それはスバルがぼったくっているから・・・いやいや!もちろん付加価値の高いクルマを適正価格で販売できるだけのブランド力を獲得しているから!!!欧州ではWRCでの活躍で知名度を高めました。北米ではAWD車をライバルのFF車と同じくらいの価格で販売するなど、欧州とは真逆の販売戦略をとっています。

  スバルの北米での販売比率は6割にまで迫るほど拡大していて、見事なまでに戦略がハマっています。スバル直営の現地生産工場が北米にはあり、この工場の稼働率の高さが大きく利益に貢献していると思われます。結局のところどのメーカーも計画通りにクルマが売れて、工場の稼働率が100%に近づけば、利益率は2桁になるはずです。ちなみに増産に対応できないスバルはアジア需要の高まりに応えるためにマレーシアの現地メーカーとライセンス生産を締結しています。

  スバルの北米生産工場は、稼働からスバルの販売が軌道に乗るまでの間、稼働率を確保するためにトヨタ・カムリのライセンス生産を行っていたようです。そして現在は北米のレガシィの需要に応えるために北米・日本の両方の生産ラインをフル回転して対応に追われているようで、カムリのライセンス生産は終了した模様です。

  なかなかクルマが思うように売れないご時世に、なぜこれほどまでにスバルだけが順調なのか!? ポルシェに迫る水準というのは、いくらなんでも上手く行き過ぎだろ〜!!! そんなスバルもリーマンショック後の2008年にはさすがに赤字を叩いています。その後の経営改革と市場環境の改善でV字回復どころか、新たなステージに突入しつつあるわけですけども、リーマンショック前の2007年の販売台数がグローバルで60万台、売り上げは今の約半分の1.5兆円ですから、直近の10年間のスバルの躍進っぷりは世界の自動車市場に大きな変革を巻き起こすくらいのインパクトはあります。もちろん円安という追い風も吹きました。

  スバルと同じく輸出で稼ぐトヨタやマツダですが、2014年になってやっとのとこ2007年以前の水準まで回復したに過ぎません。トヨタは2007年が利益率8.6%もあったわけですが、その後「トヨタショック」を乗り越えてのV字回復も売り上げはほぼ2007年と同等ですです。マツダも2007年の4.4%から2014年の6.2%までV字回復しましたが、生産台数はほぼ同じ水準ながら、売上高はなんと0.5兆円の減少!!!え?プレミアム化って話で単価は上がっていると思ったのにどうして?それなのに営業利益は2007→2014年で400億円も増えてます!!!これは・・・スバル・ユーザー以上にマツダ・ユーザーにとってもなかなか衝撃的な展開です。スカイアクティブの本質とはやはり超越的なコストダウン戦略だったのか・・・。

  さてなかなかミラクルな展開を見せているスバルの経営ですが、次の10年を考える経営陣はなかなかしんどいでしょうね。成長を止めないためにはどの手を打てばいいのか!!!選択肢はいくらでもありますし、儲かっている時だからこそ、あらゆる改革も断行できます。すでに次世代新型プラットフォームの開発が発表され、年内に発売されるインプレッサのプロトモデル?も公開されました。このプラットフォームの目玉は・・・スバルはあれこれクルマ好きの琴線に触れることを列挙していますが、一番のポイントは・・・さりげなく情報がリークされてますが(投資家向け?)、トヨタのTHSUを搭載できるシャシーになることですねぇ〜・・・。

  スバルにトヨタのHVユニットですから、とりあえずプリウスと同等のスペックのインプレッサHVが出来るんだろうな〜・・・と考えてしまいますが、すでにTHSUが供給されているマツダのアクセラとは違って、縦置きエンジンのスバルですから、THSUもクラウンやレクサスISに使われているユニットがやってくるはずです。つまり大本命はレガシィ・・・B4とアウトバックさらにレヴォーグやエクシーガといった上級モデルにHVがドカンと載って、マツダのディーゼルとガチンコ勝負!!!ってな展開になりそうですね。

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posted by のっち at 03:47| Comment(0) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月26日

新型インプレッサ登場!!!

  おそらく誰もが感じるであろう素朴な疑問なんですけど、「年内に新型プラットフォームに刷新します!」なんて早々と発表してしまっても営業的には差し障りはないのでしょうか? しかも「欧州車を完全に凌駕」というくらいに強烈な自信を伺わせるプレスリリースまで出てしまってます。それを知りつつも現行モデルを選ぶ人は一体どういった心境なのか気になるところです。ユーザーによっては「新型はどうせ値上げされるよ!」といった悲観か、あるいは「今なら値引きを頑張ってくれるはず!」とかいった期待をするのでしょうか。

  スバルの場合は他メーカー供給あるいはコラボのクルマ以外は共通プラットフォームになると合わせて発表しているので、年内に発売されるインプレッサはともかく、新型プラットフォームが採用されるレガシィ、レヴォーグ、フォレスター、エクシーガ、XVの今後の販売にも大きな影響を及ぼしそうな気がします。フォレスターはともかく、ほかの4台はまだまだフルモデルチェンジ(あるいはデビュー)してから日が浅いですし、もしかしたらMQB採用時のVWゴルフの6→7のように、異例に短いスパンでの刷新もあるのかな・・・。

  北米市場でのスバルはVWの一つ上である「8位」がほぼ定位置になりました。上には米ビッグ3と日系三大と韓国の主力7グループがあって、その下に位置するドイツ3強とマツダを相手にする中堅の争いで、頭一つ抜け出した格好です。グローバルで年産100万台が限界のスバルの能力なのに、60万台近くがアメリカであっさりと売れてしまってクルマが無い!!!という嬉しい悲鳴だそうで、年間10万台がやっとの日本市場が半減したとしても、全体で見ればちょうどいい「生産調整」なのかもしれません(国内ディーラーは堪ったもんじゃないが・・・)。

  さて新型インプレッサがいよいよ公開されました。良くも悪くも・・・どこから見ても見事なほどにキープコンセプトで「スバルらしいデザイン」です。フロントマスクはもちろん、セダン(G4)だったらサイドのやや武骨な造形が、他の同クラス車とは違う、直線的なスタイリングで、これがとてもシャープに3BOX車の輪郭を示していて好印象です。他のメーカーですが、初代プリメーラや初期のアウディA4を彷彿させるなかなか力強い面構成!!!と肯定的に捉えていいんじゃないでしょうか・・・。セダン好きなら嫌いじゃないはず!!!

  世界のセダンのトレンドは、個人的には全く気に喰わないのですが、どうやら5ドアハッチへと次第に移行しているようですね。北米でもパナメーラなどの高級セダンから、フュージョン(フォード)などのミドルサイズから、販売シェアでインプレッサよりも大きく先行するシビックやカローラなどのスモールセダンに至るまでリアにはハッチゲートを備えるクルマが増えています。その中でスバルは?レガシィもインプレッサも独立型トランクにこだわっているようです。

  スバルには少々失礼な話ですが、インプレッサのハッチバックやG4のプロトモデルを見る限りでは、デザインに定評があるマツダ車に共通して見られるクルマ全体のデザインをバランス良く仕上げる手法を上手く取り入れてきているように感じます。自動車産業は一定規模のメーカーによる寡占状態が続くようになって、デザイナーの分業化が進み、さらに採用出来るデザインに対して、製造部門が許容できる範囲を守る事が課せられて、チーフデザイナーがデザインで発揮できる自由度は少なくなっているのだとか・・・。その制約を感じさせないようなデザインが作れるか?たった一人の職人が自分の理想のデザインのクルマを組み立てていた60年くらい前にさかのぼったクラシックカーのような、強い個性を持った一体感ができてきています。

  マツダやスバルに限らず最近の日本車には、なかなか優れたデザインが多いです。まあ文句をつける人もいるでしょうけど、ヴェゼルもパッソ(新型)もとてもよくまとまってます。逆説的に言うと、日本市場ってのは世界のどこよりもデザインにウルサイですから、ある程度人気になるクルマはどれもデザインなんて良くて当たり前です。クルマが売れない!とか言われてますが、クルマ欲しいという人は非常に多いですし、クルマを乗り換えたくてウズウズしているんです。要はどれだけ多くの一目惚れして脇目を振らずに買いにいく人を獲得できるかですよ。お金の使い道に賢くなりすぎて預金しか増えない・・・日本の懐事情です。給料安いと嘆いている若い女性でも、結構メルセデスやBMWを新車で買えるくらいは貯金してますよ〜。

  逆に第一印象がイマイチだと、やっぱり果てしなくダメですね。最近の例だと失礼ですが、アコード、ティアナ、レガシィあたりでしょうか。賢いユーザーに300万円払わせるという「覚悟」がデザインからは見られなかったです。もちろんドイツ車のセダンに比べれば割安で装備は充実してますよ!という主張はわからなくもないですが、ユーザーの感覚からするとそんな相対的な指標は何ら重要ではなく、300万円という絶対的な金額が全てなわけですよ。まずはセダンに乗りたい!!!と惹き込むことができるかどうかです。

  ちょっとやらしい話になりますが、300万円をそれほど負担感なく出せる身分の人にとっては、アコードもティアナもレガシィもやっぱり退屈なクルマでしょうね。そしてちょっとがんばって300万円!という人にとっては、どうも「がんばる」動機が見つけられません。これに対してスバルのレヴォーグも300万円を前後した価格設定ですが、コチラはあっさり売れましたし、現在も人気が継続中です。確かにデビュー時からカッコ良かった!!!街中でだいぶ見慣れてきた今でも「レヴォーグが通ります!」といったオーラが出てます。

  そんなレヴォーグの販売も2016年の後半以降はどのように推移していくのか興味深いです。秋にインプレッサが発売になって、その後にWRXと「セット」でレヴォーグの開発が進むとしたら、発売は2018年頃になりそうです。WRXもレヴォーグもインプレッサも現行モデルはNVHにおいてやや遅れをとっていて、いずれも試乗しましたが、スバル車に当たり前に期待される長距離ツアラーとしての適正がかなり低いことがわかってから、全く購入の対象にはなりませんでした(ウルサイし揺すられるとやっぱり長距離は疲れるよ〜・・・)。よって新型シャシーでは、その部分での大幅な向上が「約束」されているので、もしかしたら次は買うかも・・・とは思ってるんですけどね。

新型インプレッサ・特にセダンのデザインはいい!!!あとはNVHとハンドリングと2L&6MTですかね・・・。
デザイナーによる解説動画のリンクを付けておきます!!!


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posted by のっち at 13:29| Comment(0) | インプレッサ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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